魂が目覚める時

たましいのこと色々と話そう

先延ばしにできないこと

1994年1月17日午前4時31分、マグニチュード6.7の地震がアメリカ南カリフォルニア州を揺さぶりました。

当時私はロサンジェルスに住んでいましたが、早朝の暗闇の中、地の底から湧いてくるような轟きにハッと目が覚めたあの時の緊張感を忘れることはありません。

数秒後には、部屋全体が立ち上がれないほど揺れ始め、あちこちから色んな音が飛び込んできました。

12階の部屋だったので、揺れも激しかったのでしょうが、足元の床が崩壊して、これで死んでしまうのか、という恐怖心に襲われました。

 

人は必ず死の時を迎えます。死ぬという事自体は、霊的にみれば、単なる移動・引っ越しのようなもので、何ら特別なことではありません。

けれども、それが予期せずに訪れる場合、人は死の直後に混乱することが多いそうです。特に死後の存在を信じていない場合、自分が死んだことを認めるのも、死後の世界があったことを受け入れるのも、ひと苦労だそうです。

そりゃそうですよね、死んだら終わりだと思っていたのに、目が覚めて同じ自分という存在がちゃんと存在していて、しかもそれが死後の世界だなんてことになったら、驚きです。

死というイベント自体を考えれば、事故や災害で苦痛や恐怖を味わうことなく、一瞬のうちに死ぬほうがいいな、なんて思うのですが、もし死後の生命の存続を信じていないのなら、どんな死に方をしても、死後はきっと混乱するでしょう。

病気などで、死期が迫りくるのを感じながら日々を生きるのは想像を絶する苦しさだと思います。

でも、少なくとも、死というものを考え、死後の世界のことを学ぶ時間があるとしたら、それは、何にも代え難い幸運です。

そして残される立場にいる人も、本当に死というものの実態を知り、受け入れることができれば、それは、悲しく寂しいものではあっても、故人にとって喜ばしいことにさえなり得るということを確信することでしょう。

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