霊的なレベルを決めるもの

人の霊的レベルを決定するのは、霊的身体である「幽体」のレベル、状態です。

幽体というのは、私達が生まれた瞬間にはすでに肉体とぴったり重なったような状態で存在します。

地上では、肉体のほうが優先権を持っていて、私達が見たり触れたり感じたりできるのも、肉体だけです。

けれども幽体は確かに重なっていて、霊的存在からは、その姿が見えるそうです。

霊的存在も幽体の持ち主だからです。

幽体の状態というのは、日々の生活の中で人それぞれに変わっていきます。霊的に好ましい環境にいれば幽体も健全、逆に、霊的に汚れた環境にいると、幽体の調子も悪くなります。

それに加えて、人間同士、そして霊的存在からも、「念」という形で幽体を傷つけるようなものが飛んでくることがあって、それは肉体が銃弾や刃物で傷つくように、幽体を傷つけます。

傷ついた幽体も、霊的に良い環境で暮らせば、自然に修復されますが、そうでない場合は、治癒することがないばかりか、どんどんひどくなったりもするようです。

公害や放射能で汚染された地域に長い間暮らしているのと、澄んだ空気の地域に暮らしているのとでは、肉体が受ける影響は随分と違います。それと同じです。

ここで問題なのは、霊的にきれいな環境なのか、悪い環境なのか、私達にはなかなかわからないということです。

残念ながら、今の時代、大部分の地域の霊的環境は悪くなってきているそうです。

そしてそこで暮らしている人々は、善良であっても極悪人であっても天才であっても凡才であっても、まったく無関係に、同じ霊的空気を吸うことになります。

霊的なレベルを決めるのは、善悪や優劣ではないというのは、そういう理由です。

良い人にも悪いことが起こったり、病気になったり怪我をしたりするのと同じです。

私達は、生きている間に、自分の幽体の調子を知り、修復改善し、いつか肉体を抜け出して幽質界に旅立つ時のために、十分な準備をしておく必要があります。

そしてそれが、契山館が教えている霊的トレーニングなのです。

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